2012年9月号

2012年9月号

A4版・48頁

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主要統計

 

 

主な内容

特集 コンテンツ・クリエイティブ産業

◎Report
   取引構造からみる福岡市のコンテンツ産業の可能性
       クリエイティブを巡るしくみの転換-福岡のクリエーターサバイバル術

◎ワンポイント解説
  facebookから”寛容”な街を探す

 

 

【Report】取引構造からみる福岡市のコンテンツ産業の可能性

 普及する情報通信のインフラを活用した「コンテンツ」は重要性を高めており、今後の成長が予想される。本稿では、九州においてコンテンツ産業の集積が進む福岡市を事例として、コンテンツ産業の振興の可能性を明らかにする。

  • 福岡市のコンテンツ産業の事業所数は1,370カ所であり、大都市の中では4番目の規模。
  • 大都市で福岡市の順位が最も高いのは「ゲーム」。自社ブランドゲームを持つパブリッシャーや技術力のあるデベロッパーがいることが強みだが、外注の受け皿企業が少なく、業務が市内で環流しにくい構造。

  • 「映画」では九州発の制作に新しい動き。産業として根付かせるには制作ノウハウの蓄積や人材育成が必要。

  • 「音楽」では制作・流通の企業集積が薄い。アーティストの多さを生かし、集客による波及効果の拡大を目指すべき。

【One point】facebookから”寛容”な街を探す 

クリエイティブな人材はどのような条件がある都市に集積するのか? クリエイターの集積に不可欠な条件である都市の“寛容性”について、facebook登録者数を市群別にまとめ、寛容な街を探してみた。

  • facebook登録者割合が全国平均を上回る九州・山口の市群は沖縄市、別府市、宜野湾市、岩国市、佐世保市の5市。5市中4市は米軍基地があり、別府市には立命館アジア太平洋大学があるなど、いずれも外国人が多く住む街である。                           
  • 登録者数が多いのは、“よそもの”が多い街。アートとまちづくり活動が盛んな別府市や多くのクリエイターが集う福岡市など、現実にクリエイティビティが喚起・発揮されている街が多い。

 

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