主要統計
◎Report
九州新幹線全線開業後の効果と交流拡大に向けた取組
◎鵜目鷹目
成長期の高齢者向け住宅市場と九州での経営展望
◎ワンポイント解説
九州の工場・事業所の位置づけと事業環境
【Report】 九州新幹線全線開業の効果と交流拡大に向けた取組
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九州への入り込み客および各産業分野への波及状況を分析している。また、今後の課題として「2次交通の充実」および「交通モードの最適化への対応」について関連する分析を紹介している。
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観光庁「宿泊旅行統計調査」によると、2011年4~12月の九州の宿泊者数は、前年比1.5%のプラスとなった。近畿、中国、四国居住者の九州への宿泊旅行の伸びが高く、関東向けの旅行需要の振り替えがあったものと考えられる。
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当会が行ったアンケートによると、JRの大阪への輸送シェアは、熊本が2割から5割、鹿児島は5%から3割に拡大した。交通手段を選ぶ際の関心事として、航空機の場合はスピード、新幹線では駅までのアクセスがよいかどうかが基準になっていることがわかった。
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【鵜目鷹目】成長期の高齢者向け住宅市場と九州での経営展望
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高齢者向け住宅に関する九州の需要動向を分析し、経営的観点から、すでに同マーケットに参入している民間事業者の運営ポイントを整理する。 |
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九州における高齢者向け住宅の需要動向をみると、都市部での高齢者人口の増加が顕著となっており、福岡県での伸びが突出して高い。この点から、高齢者向け住宅マーケットの伸びは、福岡県をはじめ、今後さらに都市部に偏重すると考えられる。
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九州の高齢者住宅の運営事業者の状況をみると、地場企業の展開が多く、全国展開する企業の進出が少ない。展開する企業の内訳をみると、異業種参入組、福祉専業組が入り交じっている。
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九州の高齢者向け住宅マーケットは今後も拡大が見込まれる。今後の動向を踏まえると、 “サービス業”としてのサービス水準の向上が求められ、介護保険に依存しない経営モデルへの転換が必要となる。
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