2012年3月号

2012年3月号

A4版・46頁

非売品

主要統計

 

 

主な内容

◎九州の景気 
   域外需要に支えられた景気拡大が続く
◎Report 
   九州新幹線全線開業後の九州における観光消費の状況
◎ワンポイント解説
   増える九州への大型店出店

 

【九州の景気】 域外需要に支えられた景気拡大が続く 

 当会が作成する九州地域景気総合指数(CI)の一致指数(2011年10~12月期)は107.4と前期から1.4%上昇し、10期連続の上昇となった。

  •  生産活動は好調な自動車生産に支えられている。10~12月期の自動車生産台数は38.7万台と、過去最高水準であった。

 

  •  内需は厳しい状況が続いており、家計消費支出全体は低調に推移している。唯一、実需が好調といえるのは、観光である。落ち込んでいた訪日外国人客の回復や国内の新規需要拡大が期待できる。

 

 

【Report 九州新幹線全線開業後の九州における観光消費の状況 

 当会ではこの度、九州新幹線全線開業後の観光消費額の推計を行った。推計の結果、2011年度の九州7県での観光消費額(九州内外での交通費を除く)は2兆4,900億円となった。同様の推計方法で算出した2010年度の観光消費額(2兆2,400億円)と比較すると約11%の大幅な増加となっている。 

 

  •  2012年1~2月に当会で観光関連事業者を対象に「九州新幹線全線開業後の業況に関するアンケート」を実施した。九州新幹線全線開業のプラス効果が大きかったのは、沿線である鹿児島県、熊本県、福岡県の3県であった。なかでも鹿児島県のプラス効果が際だっている。 

 

  •  熊本県についても、関西・中国地方からの集客が増加している。地域別には、熊本市と阿蘇・小国地区で九州新幹線全線開業について、プラスの効果があったとの回答が多い。

 

 

蔵書検索

キーワード検索では、書名、内容、特集記事、著者、出版社、関連ワード、などのキーワードをお書きください。

70周年記念事業

地域政策デザインスクール

BIZCOLI

datasalad

九州地域ソーシャルビジネス・コンソーシアム事務局

〒810-0004 福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号電気ビル共創館5F
TEL : 092-721-4900

アクセスマップ