2010年12月号

2010年12月号

A4版・54頁

非売品

2010年12月号

◎特集:東九州の新しい未来
   1.東九州の医療機器産業の実態と展望
   2.東九州自動車道開通による企業活動への影響
       ~大分県、宮崎県企業へのアンケート結果より
◎シリーズGenerationZ:海外ファッションブランド、福岡出店への高まる期待
◎ワンポイント解説:九州7県における環境関連企業の集積状況
 

内容

【特集 東九州の新しい未来】1.東九州の医療機器産業の実態と展望

 医療機器産業の国内市場規模は約2.2兆円(2008年、試算額)で、基幹産業ほど大きくはないが、内外の市場は拡大基調にある。同産業は首都圏および その近縁に集中立地しているが、生産金額で全国4位の大分県を含む東九州2県(大分・宮崎)のシェア、プレゼンスも近年高まりつつある。東九州の医療機器 産業は、創業者の出身地などの偶然的要素、人材・用地・水の確保の容易さなどを背景に立地が進み、(1)血液・血管関連の医療機器に特化、(2)輸出比率 が高い、(3)1製造所当りの生産金額が高い、という3つの特徴がある。東九州の医療機器産業の強み・潜在能力を生かし、より裾野の広い産業として育てて いくためには、海外市場を視野に入れ、域内企業・地元大学との連携を一層強化していくとともに、産学官連携を促す「東九州メディカルバレー構想」を如何に 推進・実現できるかがカギとなる。

【特集 東九州の新しい未来】2.東九州自動車道開通による企業活動への影響 ~大分県、宮崎県企業へのアンケート結果より

 東九州2県に立地する事業所を対象に東九州自動車道開通による効果・影響についてアンケートを行った結果、現状の同自動車道について、約7割の企業が時 間短縮による効率化などのプラス効果を認識、全線開通時には大分県を中心に人・モノの流れに対する北九州の影響力が強まる可能性が高い。併せて九州横断自 動車道開通による効果・影響について尋ねたところ、宮崎県北と熊本都市圏との交流が格段に強化される一方、地域間競争が激化することも推測できる。

シリーズ GenerationZ 海外ファッションブランド、福岡出店への高まる期待

 福岡県内の大学生、専門学校生を対象にファッションに関するアンケートを行った結果、洋服の購入頻度・購入店舗で男女の差が大きく、男性はシーズンごと にユニクロなどの量販店を利用。女性は1カ月に1回以上、街中のテナントビル内の専門店の利用が多くなっている。1回当りの平均購入金額は3~7千円が約 4割を占め、男女とも海外ファストファッションブランド(H&M、FOREVER21など)への関心が非常に高く、これらブランド直営店の福岡進出への大 きな期待を抱かせる。

ワンポイント解説 九州7県における環境関連企業の集積状況

 市場規模約40兆円(環境省推計)とされる環境ビジネス。九州7県における環境関連企業の集積状況をみると、約1,300社(5,000件)が集積し、 分野別では廃棄物処理・リサイクル関連が約半数を占め、全国と比較して太陽光・風力発電などエネルギー関連の集積度が高くなっている。

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