2021年度九州経済の見通し（改訂）を発表しました

 

域内総生産を0.3%pt
下方修正

　当会は、九州（沖縄県含む）の2021年度実質域内総生産（GRP）成長率を前年度比＋3.4％と予測しています。2020年12月の当初見通しと比べ、0.3%ptの下方修正です。また、直近の全国の民間予測（シンクタンク８社平均：同＋3.1%）を0.3%pt上回る水準です。

なお、21年度の実質GRPの実額は48.8兆円で、コロナ禍前で最も高かった18年度を2.7%（1.4兆円）下回る水準であると予測しています。同年度水準への回復は、現時点では23年度を見込んでいますが、ワクチン接種により集団免疫を早期に獲得できたならば、21年度成長率の上振れ、早期の経済回復も起こる可能性があります。
 表1　経済成長率の見通し（九州、前年度比）
注）1．九州は2011年基準、全国は2015年基準
　　2．網掛け個所は実績値、その他は九経調による推計・予測値
　　3． 2021年度の国内総生産は民間シンクタンクの予測値平均
　　　（2021年１～３月期2次QE後改訂値）
　　4．国内総生産の前回予測は民間シンクタンクの予測値平均
　　　（2020年7～9月期2次QE後改訂値）
資料）各県「県民経済計算」、内閣府「国民経済計算」等より九経調作成

 

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