2006年9月号

2006年9月号

A4版・62頁

非売品

2006年9月の要約

◎論文・レポート
  九州経済の見通し(改訂)
 ~2006年度の成長率2.4%~
 2006年度九州地域設備投資動向
  増加するビュッフェレストランの事業特性と企業戦略
◎成長する個人向けビジネス
  学習塾
◎ワンポイント解説
  賃上率、2年連続で前年上回る 
 

内容

1.九州経済の見通し(改訂)~2006年度の成長率2.4%~

2006年度の九州8県の実質経済成長率(推計)は、今年1月の見通しから0.7ポイント上方修正し2.4%とした。その要因としては、民間最終消費支出が下方修正となったものの、民間企業設備投資が大幅な上方修正となったこと等がある。

2.2006年度九州地域設備投資動向~4年連続の増加、製造業の大幅な伸びが牽引~

日本政策投資銀行が6月に実施した九州地域設備投資動向調査によると、2006年度の九州地域における設備投資計画は、全産業で前年度比12.2%増と4 年連続の増加となった。電気機械、一般機械、非鉄金属、化学などに牽引された製造業が全体で25.3%と高い伸びを示し、非製造業も全体で1.8%増と持 ち直しの動きがみられる。

3.増加するビュッフェレストランの事業特性と企業戦略

停滞する外食市場の中でビュッフェレストランは成長を続けている。大手外食チェーンによるビュッフェ形式のレストランの店舗数が増加する一方、地場の自然 派ビュッフェレストランも積極展開を図っている。当事業の特性として食材のロス率の高さや、1人当り滞在時間が長いことによる客席回転率の低さなどが挙げ られる。このため、参入各社は複数店舗での食材融通システム構築や、集客施設への入居などの対応を行っている。

4.成長する個人向けビジネス 学習塾

九州の小中学生を対象とする学習塾市場は、少子化の中にあっても比較的堅調に推移している。こうした中、大手学習塾は、徹底したコスト管理により損益分岐 点を低下させ、市場が成熟した大都市部から地方中小都市へとFC展開を図っている。この結果、地場の中小経営の学習塾との競争が激化しており、再編・淘汰 の進展が予想される。

5.ワンポイント解説 賃上率、2年連続で前年上回る

2006年の九州8県の春季賃上率は1.38%となった。前年に比べて0.03ポイント上昇とわずかながらも2年連続で前年の伸び率を上回った。業種別には情報通信が最も高く、サービス業や卸・小売業も比較的高い伸びを示している。

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