2003年 新しい観光・集客戦略
目 次 | ||
総 論 新しい観光・集客戦略 | ||
はじめに | ||
第Ⅰ章 | 期待高まる観光・集客産業 | |
1 | 低成長、人口減少社会と観光・集客 | |
2 | 広域交流時代の到来と観光・集客 | |
第Ⅱ章 | 観光・集客の動向と変化 | |
1 | 九州における観光・集客の動向 | |
2 | 旅行の形態や行動の変化 | |
3 | 観光・集客の市場規模と観光行政 | |
第Ⅲ章 | 主な集客対象と誘致戦略 | |
1 | 広がる「地元」とリピーターの獲得戦略 | |
2 | 競争激化する首都圏からの誘致戦略 | |
3 | アジアの観光客の誘致戦略 | |
4 | 九州の観光誘致戦略 | |
第Ⅳ章 | 観光・集客産業の持続的発展に向けて | |
1 | 集客施設、観光地づくりの考え方 | |
2 | 観光・集客産業を活用したまちづくり | |
3 | 九州の観光・集客戦略 | |
おわりに | ||
第1章 復権目指す温泉・既存観光地 | ||
はじめに | ||
1 | 伸び悩む温泉・既存観光地 | |
2 | 観光地づくり優等生の戦略 | |
3 | 温泉・既存観光地の逆襲 | |
4 | 変化する土産市場 | |
おわりに | ||
第2章 変革迫られるリゾート・テーマパーク | ||
はじめに | ||
1 | 再生めざすリゾート | |
2 | 生き残りをかけるテーマパーク | |
3 | 課題と展望 | |
おわりに | ||
第3章 観光・集客都市のビジターズ戦略 | ||
はじめに | ||
1 | 観光・集客都市の多様性 | |
2 | 観光・集客都市の実態 | |
3 | 観光・集客都市としての福岡市のいま | |
4 | 都市における観光・集客ビジネスの展開 | |
5 | 課題と展望 | |
第4章 多自然居住地域とグリーンツーリズム | ||
はじめに | ||
1 | 多自然居住地域の集客状況 | |
2 | 多様な展開みせるグリーンツーリズム | |
3 | 都市と多自然居住地域をつなぐネットワークづくり | |
4 | 新たなライフスタイルと多自然居住地域 | |
おわりに | ||
第5章 新たなる観光・集客資源 | ||
はじめに | ||
1 | 産業観光の発展と現状 | |
2 | スポーツキャンプの歴史と現状 | |
3 | 話題性を利用した観光・集客 | |
4 | 情報発信による観光・集客 | |
おわりに | ||
第6章 沖縄の観光・集客戦略 | ||
はじめに | ||
1 | 観光客の集客戦略 | |
2 | 観光関連産業の受入体制 | |
3 | 新しい観光形態の現状と課題 | |
おわりに | ||
第7章 大交流・情報化時代の集客戦略 | ||
はじめに | ||
1 | アジアシフト下での観光客誘致の現状と課題 | |
2 | 情報化と九州の観光・集客産業 | |
おわりに |
概 要 | ||
総 論 | ||
第 I 章では、九州の産業経済および地域社会の両面から観光・集客産業に対する期待が高まる一方、それを後押しするように国内外で人々の動きが活発化している状況をみる。 第 II 章では、九州・山口の観光・集客の歴史と近年の動向を踏まえ、旅行形態や行動の変化の諸相を紹介している。また、観光・集客産業の市場規模を試算し、行政の取組姿勢や新しい主体として登場した観光ボランティアガイドについてもふれている。 第 III 章では、九州の大学生、首都圏の女性を対象に独自に実施したアンケート結果などを踏まえて、九州域内、首都圏、アジアという対象地域別に動向やニーズを分析し、対外的に九州一体となった観光・集客戦略を提案している。 第 IV 章では、地域内部に目を転じ、観光・集客施設や企業、観光地の新たな取組を紹介するとともに、持続可能な観光・集客に向けた地域づくりの考え方をまとめている。 |
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各 論 | ||
各論では、多種多様な観光・集客について、以下の7つの側面からアプローチしている。 | ||
第1章 | 復権目指す温泉・既存観光地 | |
高度成長期に観光王国-九州を形作ってきた温泉や既存観光地は、近年、その地位を相対的に低下させている。それらの変化や復権に向けた取組をまとめ、今後の活性化に向けた戦略を提言している。また、土産物について業界の現状やヒット商品の戦略をまとめている。 | ||
第2章 | 変革迫られるリゾート・テーマパーク | |
バブル経済期に九州観光の魅力を高める役割を果たしたリゾート・テーマパークは今、バブル崩壊の荒波を直接受けている。リゾートについては主に開発面に、テーマパークについては生き残りをかけた戦略的な面に焦点を当てて、今後のあるべき方向性を探っている。 | ||
第3章 | 観光・集客都市のビジターズ戦略 | |
従来の観光都市に加え、近年はアーバンツーリズムを志向する都市が注目されている。これら九州の「観光・集客都市」の実態を概観、九州最大の観 光・集客都市-福岡のいまについて明らかにした上で、都市における観光・集客ビジネスの現状、今後の進むべき方向を展望している。 | ||
第4章 | 多自然居住地域とグリーンツーリズム | |
農山漁村など多自然居住地域では、近年、地域資源を活用した集客ビジネスが拡大している。これら地元主導、地域密着の各種ビジネスをグリーンツーリズムと幅広く定義し、九州における展開状況を、ケーススタディを中心に明らかにしている。 | ||
第5章 | 新たなる観光・集客資源 | |
従来、観光資源、集客施設とは考えられていなかった分野で、集客力を持つようになった施設やイベントなど「新たなる観光・集客資源」が、どのようにして誕生した人を集めたのか。また、継続的な事業展開の取組や課題を事例とともに分類、紹介している。 | ||
第6章 | 沖縄の観光・集客戦略 | |
過去最高の入込数が見込まれる沖縄は、大手旅行・航空会社への依存、薄利多売体質、外国人客の減少、テロで明らかになった不安定性などの課題が指摘されている。九州とは異質の沖縄で1つの章を立て、行政や住民など受入側の視点から見た現状と課題を明らかにしている。 | ||
第7章 | 大交流・情報化時代の集客戦略 | |
「アジアシフト」と「IT(情報技術)」は、バブル経済崩壊以降の日本経済のキーワードである。これらが九州の観光・集客産業に及ぼす影響や変化、業界の取組を紹介し、現状と課題を探っている。 | ||