9/7、九州大学×科学コミュニケーション「伝える喜び、伝わる喜び」~双方向コミュニケーションの場を造る~【九経調後援】
九州大学社会連携推進室
科学コミュニケーション推進グループ
設置記念公開シンポジウム
科学と人と社会 その架け橋を目指してQ-STRING(九州大学社会連携推進室科学コミュニケーション推進グループ)は、九州大学内外で行われる科学コミュニケーション活動の支援を目的に新しく設置された部門です。ボーダーレスにコミュニケーションが行われる現代において、研究者が創出する新たな知と技術は、社会に急激な影響を与えます。同様に、研究者自身も社会の影響を大きく受けており、研究と社会の関係は、以前にも増して密接なものとなっています。大学と社会の良好な相互理解と信頼関係が求められているのです。そのために、研究者には一般の方々と双方向対話を平易な言葉で行うマインド(心構え)が必要です。また、一般の方々には対等な立場で研究者と対話できる場が提供されるべきです。本シンポジウムを皮切りに、皆様が科学コミュニケーションの意義と重要性を共有され、一人ひとりが当事者として対話の機会を創出し、豊かで明るい未来を共創できれば良いと Q-STRINGメンバー 一同考えております。 |
開催概要
日 時
2021年9月7日(火) 15:00~18:00
プログラム
第1部 | 科学コミュニケーションのある社会 15:00~16:00(予定) | ||
本シンポジウムを記念し、科学と社会の関係についてジャーナリストの視点から発信していらっしゃり、毎日新聞 論説副委員長として大活躍中の元村有希子氏から基調講演していただきます。また、科学技術社会論がご専門の小林俊哉氏から、科学コミュニケーションとは何か、そしてその現状と展望についてレクチャーしていただきます。 | |||
開会のご挨拶 | 福田 晋 九州大学理事・副学長、九州大学社会連携推進室 室長 | ||
推進グループの紹介 | 吉岡 瑞樹 九州大学先端素粒子物理研究センター、Q-STRING グループ長 | ||
基調講演 | 「鳥の目 虫の目 科学の目」 | ||
元村 有希子 氏
毎日新聞 論説副委員長
北九州市生まれ。1989年、九州大学教育学部卒業。毎日新聞西部本社を経て2001年、東京本社科学環境部。日本の
科学技術と社会との関係をつづった連載『理系白書』により06年、第1回科学ジャーナリスト大賞を受賞。著書に
『カガク力を強くする!』(岩波ジュニア新書)など。
科学にはいろんな顔があります。好き嫌いも人それぞれです。研究成果ひとつとっても、紋切り型の手法で発信してよしとするのでは、伝えたことにはなりません。そもそも「伝える」ことと「伝わる」ことは違います。また、科学を社会という文脈に置き、その重要性や役割、限界まで見極める力が、いっそう問われる時代になっています。科学コミュニケーションの意義と楽しさ、難しさについて考えます。
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レクチャー | 「What is 科学コミュニケーション How to 科学コミュニケーション」 | ||
小林 俊哉 氏
8 年間広告会社に勤務した後、1992 年から2002 年までシンクタンクで科学技術政策研究に従事した。2002 年から国立大学に異動。東京大学先端科学技術研究センター、北陸先端科学技術大学院大学、富山大学を経て2012 年4 月より現職。専門分野は科学技術政策、科学技術社会論。
わが国の科学技術政策の根幹を定めた「科学技術イノベーション基本計画」では、大学等の教育研究機関が社会との科学コミュニケーションを活発に行うべきことを定めていますが、その実態はどうなっているのでしょうか。今回は科学コミュニケーションの現状と未来を展望します。 |
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第2部 | 伝える喜び、伝わる喜び。 学内外事例紹介 16:05~17:00(予定) | ||
学内外で科学コミュニケーション活動に取り組まれている方々、特に科学コミュニケーションを専門にする方、様々な分野の研究者や学生、附属図書館スタッフの方々などから「伝える喜び、伝わる喜び」の実例を共有していただくとともに、現状で感じる課題について共有をはかります。 | |||
事例紹介1 |
「北海道大学 CoSTEP コーステップ」
小林 良彦 氏
北海道大学 CoSTEP
九州大学 社会連携推進室
科学コミュニケーション推進グループ アドバイザー
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事例紹介2 |
「サイエンスカフェ@ふくおか」
吉岡 瑞樹 氏
九州大学 先端素粒子物理研究センター
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事例紹介3 |
「いきものサロン」
津守 不二夫 氏
九州大学 工学研究院・航空宇宙工学部門
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事例紹介4 |
「ゲイコウ アート&サイエンスカフェ」
伊藤 浩史 氏
九州大学 芸術工学研究院
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事例紹介5 |
「筑紫地区地域連携推進チーム」
金 政浩 氏
九州大学 総合理工学研究院
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事例紹介6 |
「九大生の教える科学教室 from iTOP アイトップ」
石田 匠 氏
九州大学 工学部機械航空工学科4 年
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事例紹介7 |
「Quricon キュリコン」
上土井 宏太 氏
九州大学附属図書館
学術サポート課 学習・研究支援係
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第3部 | 「双方向」な場を造ろう 17:10~18:00(予定) | ||
第2部の講演者をパネリストに迎え、事例紹介の内容を踏まえつつ、幅広い方々が関わりうる場造りについて議論するとともに、Q-STRINGが今後どのような活動を展開するかについてご紹介します。 | |||
パネルディスカッション 「どう造る?どう話す?どう巻き込む?」 | |||
今後のQ-STRING の活動紹介、その活動への参画の仕方について | |||
閉会のご挨拶 |
実施方法
[オンライン参加]要事前申込
対 象
教員、研究員、職員、学生、一般
参加費
無料
主 催
九州大学、九州大学社会連携推進室
運営協力(五十音順)
九州大学科学技術イノベーション政策教育研究センター(CSTIPS)、九州大学学術研究・産学官連携本部(AiRIMaQ)、
九州大学人社系協働研究・教育コモンズ、九州大学総合研究博物館、九州大学筑紫地区地域連携推進チーム
技術協力
九州大学病院アジア遠隔医療開発センター、九州大学付属図書館付設教材開発センター
後援(五十音順)
糸島市、大野城市、科学技術振興機構(JST)(予定)、九州オープンユニバーシティ(予定)、九州経済調査協会、
九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)、福岡市
お問い合わせ
九州大学社会連携推進室 科学コミュニケーション推進グループ
〒819-0395 福岡市西区元岡744
[TEL]092-802-2301( 問合せ担当/真藤 正人)
[E-mail]syarenkei@jimu.kyushu-u.ac.jp
[HP]cooperation.kyushu-u.ac.jp/sciencecommunication