11/26、第1回決断科学セッション「決断科学とは何か~科学的決断力を高める」
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リーダーシップに不可欠な科学的思考とは?
九州大学発
新しい実践的な科学
「決断科学」に迫ります!
開催概要
日 時
2015年11月26日(木) 18:30~20:30(交流会含む)
内 容
●「サプライチェーンと環境負荷」 〜企業活動と環境の両立を決断する/金本 圭一朗 氏
企業の活動がグローバル化するにつれて、海外の資源やグローバル・サプライチェーンを通じた部品等にますます 依存してきている。 一方で、カーボンフットプリントをはじめとするサプライチェーン全体を包括した環境負荷への規制が、国内外で 広がっている。 このような中で、本発表では、世界全体を包括したサプライチェーンを推計し、個々のサプライチェーンで発生す る環境負荷を捉える研究を紹介する。 本研究は、企業が原材料調達や自身のサプライチェーン全体での環境負荷排出を知るために大きな助けになると考 えられ、すでにいくつかの企業やコンサルティング企業で実際に利用されている。
●「決断科学とは何か?」 〜新時代のリーダーに必要な科学的決断力/矢原 徹一 氏
「持続可能な社会を拓く決断科学大学院プログラム」では、地球温暖化・大規模災害・少子高齢化など、社会が直 面している重要課題の解決に貢献できる、博士の学位を持ったグローバルリーダーの養成を進めている。このような グローバルリーダーには、人類の歴史についての科学的な理解と、未来社会への希望のあるビジョンを提示する能力 が求められる。そこでまず、人類の歴史を科学的に理解し、人類社会の未来を左右する主要な要因を特定する方法に ついて紹介し、企業の役割について提案する。 次に、社会変革をになうリーダーの人間性についての科学的見方を紹介し、ビジョン、実行力、共感力の心理学的 背景について説明する。 最後に、人間科学の成果にもとづいて、リーダーシップのあり方について提案する。
講 師
矢原 徹一 氏 九州大学大学院理学研究院教授・持続可能な社会のための決断科学センター長
1954年、福岡県生まれ。京都大学理学部卒業。京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。東京大学理学部附属植物園助手、東京大学理学部附属植物園日光分園講師、東京大学教養学部助教授、九州大学理学部教授を経て、2000年より現職。2013年に持続可能な社会のための決断科学センターを開設。専門は、生態学・進化生物学。著書に『花の性―その進化を探る』『保全生態学入門―遺伝子から景観まで』(共著)など。 |
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金本 圭一郎 氏 九州大学持続可能な社会のための決断科学センター講師
2014年3月、東北大学博士後期課程修了(学術博士)。シドニー大学客員研究員等を経て、2014年4月より現職。専門は、環境経済学、産業エコロジー、ライフサイクル評価、産業連関分析。ネイチャー誌、全米アカデミー紀要等に15編の論文を出版。ライフサイクル全体での二酸化炭素、絶滅危惧種等の環境負荷、フットプリントを推計する研究を行なっている。 |
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場 所
BIZCOLI 交流ラウンジ(福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号 電気ビル共創館3F)
参加費
500円(交流会費込み)*学生無料
定 員
40名(定員になり次第締め切り)
主 催
九州大学決断科学センター、九州経済調査協会 BIZCOLI
お問い合わせ
公益財団法人 九州経済調査協会 BIZCOLI (担当:瀬口・蒲池)
TEL:092-721-4909 FAX:092-721-4908
備 考
駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮下さい。
受講票等は発行いたしませんので、直接会場にお越し下さい。