最新レポート情報

4/2、2024年3月の宿泊稼働指数を発表しました

　九経調DATASALAD（https://datasalad.jp/）では、景気、産業、社会に関する政府統計に加え、人流や求人等のビッグデータ・オルタナティブデータを、地域の景気や産業の動向を分析する指標として加工、可視化しています。

　本稿では、当会が宿泊予約サイトより取得したデータをもとに算出している「宿泊稼働指数」を活用し、2024年3月における宿泊動向を分析します。

全国の宿泊稼働指数：６カ月連続で前年を下回る

　2024年3月における全国の宿泊稼働指数は57.5で、前月の51.4を上回り、2カ月連続で前月差プラスとなりました（図1）。
　前年差は▲17.1ptであり、6カ月連続のマイナスとなりました。前月と同様、新型コロナ収束後で旅行需要が急拡大した前年の反動減です。また、前年の上昇幅が大きかったことから、前年差のマイナス幅は３ヶ月ぶりに拡大しました。なおコロナ禍前の同月と比較すると、ほぼ同水準（2019年3月：55.9）です。