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2023年度九州経済の見通し（改訂）を発表しました

2023年度九州経済見通し

・域内総生産を0.2%pt上方修正
　当会は、九州（沖縄県含む）の2023年度実質域内総生産（GRP）成長率を前年比＋1.6％と予測します。2022年12月の当初見通しと比べ、0.2%ptの上方修正です。また、直近の全国の民間予測（シンクタンク８社平均：同＋1.1%）を0.5%pt上回る水準です。
　この改訂による2023年度の実質GRPの実額は53.2兆円となり、コロナ禍前で最も高かった2018年度を1.3%（6,787億円）上回る過去最高の水準に達します。
　新型コロナウイルスの感染症法上の扱いが５類へ移行したことに加え、供給制約の緩和による自動車の繰り越し需要、春闘による賃上げなどにより、当初見通し時点より内需の堅調な回復が見込まれることから、民間消費を中心に上方修正しました。
　一方で世界経済の減速により輸出は減少し、また足下では輸入超過が継続していることから、全体としては緩やかな回復に留まりました。