6/7、新型コロナウィルス感染拡大による宿泊施設への影響(2022年5月)を発表しました

 九経調DATASALAD(https://datasalad.jp/)では、景気、産業、社会に関する政府統計に加え、APIやスクレイピングによって日々収集したインターネット上のビッグデータを、地域の景気や産業の動向を分析する指標として加工、可視化しています。
 本稿では、市区町村別の宿泊施設の稼働状況をリアルタイムで把握できる「日次宿泊稼働指数 」を活用し、2022年4月における新型コロナウイルス感染拡大による宿泊施設への影響を分析します。

全国の宿泊稼働指数 4カ月 ぶりに低下

 2022年5月における全国の宿泊稼働指数は44.7となり、前月の45.7を下回り、4カ月ぶりに低下しましたた(図1)。5月はゴールデンウィークの前半(~4日)が好調だった一方、後半(5~8日)が伸び悩みました。またゴールデンウィーク後は、観光需要が低下し、稼働が大きく伸びなかったことから、前月をわずかに下回りました。

前年との比較では大きく改善しています。前年同月は新型コロナ感染拡大第4波のなかで緊急事態宣言やまん延防止等重点措置など行動に制限がかかっていましたが、当月は制限がなかったことによるものです。

 

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