7/6、都道府県CI・予測CI(景気動向指数・7月予測)を発表しました
九経調では、2020年4月から全国の地域ブロック別、都道府県別の景気動向指数(都道府県CI)を作成し公表しています。加えて、政府統計等が公表されていない足元までの期間について、インターネット上の日次データや機械学習の手法を用いて、都道府県CIの3カ月先を予測した景気動向指数の予測値(予測CI)をDATASALADにて公表しています。本稿では、2021年6月末日までの統計、インターネット上のビッグデータを用いて推計した2021年7月の予測CIを解説します。
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2021年7月の九州7県の予測CI:2カ月連続マイナス 2021年7月における九州7県の予測CIは前月比▲1.2の102.9となり、2カ月連続でマイナスとなりました。都道府県CIは2020年5月を底に反転し、2020年12月以降は一進一退、2021年2月以降はプラスで推移していましたが、6月より新型コロナウイルス感染拡大第4波の影響が表面化しました。2021年7月は、第4波が落ち着くなかでも雇用、消費は鈍い動きが続くとみられます。生産分野はプラスに寄与する一方、前月と同様に雇用と消費分野がマイナスに寄与し、CIは前月を下回る見通しです。
全国は前月比▲2.8%の97.9となり、九州よりも大きくマイナスとなりました。特に消費分野の落ち込みが悪化要因となっています。
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注1)2021年4月までは実績値(都道府県CI)、2021年5~7月は予測CI
注2)2021年7月2日時点の値
資料)九経調DATASALAD
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