2/4、都道府県CI・予測CI(景気動向指数・2月予測)を発表しました
九経調では、2020年4月から全国の地域ブロック別、都道府県別の景気動向指数(都道府県CI)を作成し公表しています。加えて、政府統計等が公表されていない足元までの期間について、インターネット上の日次データや機械学習の手法を用いて、都道府県CIの3カ月先を予測した景気動向指数の予測値(予測CI)をDATASALADにて公表しています。本稿では、2021年1月末日までの統計、インターネット上のビッグデータを用いて推計した2021年2月の予測CIを解説します。
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2021年2月の九州7県の予測CI緩やかな回復続く 2021年2月における九州7県の予測CIは前月比3.7の110.5となり、9カ月連続でプラスとなりました。都道府県CIは2020年5月を底に反転してプラスとなり、以降は改善が続いています。 なお、全国は前月比3.8%の104.7となり、九州とほぼ同じペースで回復しています。 都道府県CI、予測CIは、景気の水準とともに、景気の拡大・後退のスピードを把握することができます。九州のCIは、新型コロナウイルス感染拡大により、景気の水準はリーマンショックに迫る水準まで悪化しましたが、2021年2月もその傾向が続くとみられます。特に、2021年1月は緊急事態宣言発出により、景気の大幅な冷え込みが危惧されましたが、1月の日次で把握できる指標からは大きな落ち込みはみられず、回復傾向が続いていると考えられます。 なお、2月2日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、緊急事態宣言の対象期間が2月7日までから3月7日までに延長されました。本予測CIにはその影響は含まれておらず、今後の動向を注視する必要があります。その影響の程度については、2月末までの統計とインターネット上のビッグデータを用いて2021年3月初旬に算出する予測CIで把握できる可能性があります。 |
注1)2020年10月までは実績値(都道府県CI)、2020年11~2021年1月は予測CI
注2)2021年1月5日時点の値
資料)九経調DATASALAD
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