8/4、2020年7月の有効求人件数を発表しました

 九経調DATASALAD では、景気、産業、社会に関する政府統計に加え、API やスクレイピングによって日々収集したインターネット上のビッグデータを、地域の景気や産業の動向を分析する指標として加工、可視化しています。
 本稿では、ハローワークインターネットサービスに掲載されている求人件数を集計した「就業地別有効求人件数」を活用し、新型コロナウイルス感染拡大の影響が続く2020 年7 月の雇用動向を分析しています。なお本統計の特徴は、厚生労働省公表の統計より1 カ月ほど早く傾向をつかめる即時性、また求人を出した企業の所在地ではなく、実際の求人がある就業地別の値を捉えている点にあります。
 

全国の有効求人件数2020年7月は全国で前月比4.1%の増加

 2020年7月における全国の有効求人件数は991,609件となり、前月比+4.1%と8カ月ぶり(2019年11月以来)に増加しました。前年比は▲28.2%となり、前月の▲30.3から改善しました(図1)。
 厚生労働省が発表する有効求人倍率の推移と同様、有効求人件数は新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年3月から5月にかけて、前月比▲5%を下回る大幅な減少が続いていました。6月も微減で推移したが、7月は経済活動の本格化に伴い、一部の企業が採用活動を再開したと考えられます。

*ハローワークインターネットサービスより就業地別求人情報の掲載件数を毎日取得し、「就業地別有効求人件数」として掲載しています。月次値については、各月における有効求人件数の最大値としています。なお、取得する求人区分は「一般求人」「新卒・既卒求人」で、またハローワークインターネットサービスの仕様変更によりデータが取得できなかった2020 年1 月については、厚生労働省「職業安定業務統計」の有効求人数を用いて補間しました。

 

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