30年後に向けた九州地域発展戦略
| 概 要 |
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本書は、今後、九州地域が我が国の成長センターとして自立した経済社会を築くために必要な地域戦略をまとめているものである。
九州地域が直面する人口減少やデータ主導型社会の到来等、メガトレンドの影響を加味した長期の経済成長率を予測したうえで、九州地域が目指すべき姿と具体的数値目標(経済成長率)を示す。
地域戦略はこの目標を実現するのに必要な5つの戦略と35の戦略推進に向けた具体的プロジェクトからなるもので、生産性向上へのアプローチ、戦略基幹産業の創出、地方自治・地域経営のあり方、空港の一体的民営化などインフラの戦略的活用など、多岐に渡る分野・領域を網羅した。
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| 総論 | |
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| 第Ⅰ章 | メガトレンドと九州地域の課題 |
| ①人口減少、②データ主導型社会、③東アジアの成熟化、④自然災害/気候変動リスクといったメガトレンドを九州(=地方)目線でとらえる視点で分析 | |
| 第Ⅱ章 | マクロ経済環境の変化と潜在GDP予測 |
| 6つのケースで潜在GDPを予測 うち、ケース5、ケース6はAI/ロボットの普及により達成しうる経済成長目標値 |
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| 第Ⅲ章 | 九州地域が目指す姿と目標実現に向けた視点 |
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・九州が2045年までに目指すべき経済成長率
・目標とする経済成長を実現するための5つの視点
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| 第Ⅳ章 | 九州地域が目指す姿と目標実現に向けた視点 |
| ・5つの視点に沿った35の戦略推進プロジェクトを提言 | |
| 各論 | (産業編) |
| 1. | 農業 |
| 新たな食料産業の構築に向けて | |
| 2. | 水産業 |
| 世界需要と高付加価値需要による儲かる水産業へ | |
| 3. | 製造業 |
| 人材投資とイノベーション創出力強化 | |
| 4. | 建設業 |
| 地域経済を支え国土強靱化を担う | |
| 5. | 医療介護業 |
| 自己選択と生きがいを支える社会包摂型インフラへ | |
| 6. | 小売業 |
| 消費活動の円滑化に向けたデータ活用 | |
| 7. | 観光産業 |
| 旅行ニーズの変容に適応した新時代の九州観光 | |
| 8. | 情報通信サービス業 |
| ビッグデータとナレッジによるサービス革命へ | |
| 9. | 航空宇宙産業 |
| 新たな戦略産業としての可能性 | |
| 10. | 水ビジネス |
| 民間活躍の場の拡大と官民一体での海外展開へ | |
| 各論 | (地域編) |
| 1. | 成長を牽引する都市への再構築に向けて |
| ポスト中枢管理機能のカギとなる学術/起業/生活環境 | |
| 2. | 農山村の維持活性化に向けて |
| 農山村版のシェアリングで持続性のある安心な暮らしを | |
| 3. | 「人口減少」と「移動革命」下のネットワーク整備 |
| テクノロジーと人口減少に対応しうるネットワークインフラ整備と徹底活用を | |





