2/4、新型コロナウィルス感染拡大による宿泊施設への影響(2021年1月)を発表しました

 九経調DATASALAD(https://datasalad.jp/)では、景気、産業、社会に関する政府統計に加え、APIやスクレイピングによって日々収集したインターネット上のビッグデータを、地域の景気や産業の動向を分析する指標として加工、可視化しています。
 本稿では、市区町村別の宿泊施設の稼働状況をリアルタイムで把握できる「日次宿泊稼働指数」を活用し、2021年1月末時点における新型コロナウイルス感染拡大による宿泊施設への影響を分析しました。
 なお、2020年4月における緊急事態宣言の発令に伴い、宿泊施設の休業がみられていることから、本稿の宿泊稼働指数は、休業した宿泊施設を除くための処理を行っています。

全国の宿泊稼働指数:2カ月連続で悪化し、前年比のマイナス幅も拡大

 2021年1月における全国の宿泊稼働指数は24.7となり、前月の39.0より低い水準となりました。2020年4月を底に改善が続いてきましたが、2カ月連続で悪化しています(図1)。前年差は▲13.2ptと、前月の同▲6.8ptよりもマイナス幅が拡大しました。マイナス幅拡大は2020年8月以来であり、潮目が変わったとみられます。2020年12月後半からGo Toトラベル利用が段階的に縮小され、さらに1月に緊急事態宣言が再発令されたことから、宿泊施設の稼働は再び悪化局面となっています。ただし、これまでのところ2020年4~5月の緊急事態宣言時ほどの落ち込みとはなっておりません。

*宿泊稼働指数は日次の空室の水準を指数化したもので、九経調が独自に推計。原数値は0から100の間の数値をとり、 稼働状況が良い場合は100に、稼働状況が悪い場合は0に近づく
*2020年4月に20日以上かつ2020年5月に20日以上空室が提供されている施設のみを対象とし、過去に遡って指数を算出した

 

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