1/6、都道府県CI・予測CI(景気動向指数・1月予測)を発表しました
九経調では、2020年4月から全国の地域ブロック別、都道府県別の景気動向指数(都道府県CI)を作成し公表しています。加えて、政府統計等が公表されていない足元までの期間について、インターネット上の日次データや機械学習の手法を用いて、都道府県CIの3カ月先を予測した景気動向指数の予測値(予測CI)をDATASALADにて公表しています。本稿では、12月末日までの統計、インターネット上のビッグデータを用いて推計した2021年1月の予測CIを解説します。
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2021年1月の九州7県の予測CI緩やかな回復続く 2021年1月における九州7県の予測CIは前月比2.1の106.9となり、8カ月連続でプラスとなりました。2020年6月の都道府県CIが前月の5月から反転してプラスとなり、以降は改善が続いています。 なお、全国は前月比3.3%の109.2となりました。雇用分野の先行系列のプラス幅が大きく、九州より全国の伸びが大きくなりました。 都道府県CI、予測CIは、景気の水準とともに、景気の拡大・後退のスピードを把握することができます。九州のCIは、新型コロナウイルス感染拡大により、景気の水準はリーマンショックに迫る水準まで悪化しましたが、2020年5月を底に改善し、2021年1月もその傾向が続くとみられます。 なお、新型コロナウイルスの感染拡大傾向が続くなかで、首都圏(1都3県)での緊急事態宣言発出の方針が示されていますが、本予測CIにはその影響は含まれておらず、今後の動向を注視する必要があります。その影響の程度については、1月末までの統計とインターネット上のビッグデータを用いて2021年2月初旬に算出する予測CIで把握できる可能性があります。 |
注1)2020年10月までは実績値(都道府県CI)、2020年11~2021年1月は予測CI
注2)2021年1月5日時点の値
資料)九経調DATASALAD
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