1/6、新型コロナウィルス感染拡大による宿泊施設への影響(2020年12月)を発表しました

 九経調DATASALAD(https://datasalad.jp/)では、景気、産業、社会に関する政府統計に加え、APIやスクレイピングによって日々収集したインターネット上のビッグデータを、地域の景気や産業の動向を分析する指標として加工、可視化しています。
 本稿では、市区町村別の宿泊施設の稼働状況をリアルタイムで把握できる「日次宿泊稼働指数」を活用し、2020年12月末時点における新型コロナウイルス感染拡大による宿泊施設への影響を分析しました。
 なお、2020年4月における緊急事態宣言の発令に伴い、宿泊施設の休業がみられていることから、本稿の宿泊稼働指数は、休業した宿泊施設を除くための処理を行っています。

全国の宿泊稼働指数:8カ月ぶりに悪化

 2020年12月における全国の宿泊稼働指数は39.0となり、前月の51.0より低い水準となりました。2020年4月を底に改善が続いてきましたが、8カ月ぶりに悪化に転じました(図1)。ただし、前年差は▲6.8ptと前月の同▲12.0ptよりもマイナス幅が小さく、かつ2020年2月以降でマイナス幅が最も小さくなりました。12月から翌1月にかけては、季節要因により例年稼働が低下する傾向があり、当月に指数が低下した主因は季節要因とみられます。ただし、一部地域において新型コロナウイルス感染拡大の第3波による低下もみられます。

*宿泊稼働指数は日次の空室の水準を指数化したもので、九経調が独自に推計。原数値は0から100の間の数値をとり、 稼働状況が良い場合は100に、稼働状況が悪い場合は0に近づく
*2020年4月に20日以上かつ2020年5月に20日以上空室が提供されている施設のみを対象とし、過去に遡って指数を算出した

 

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