福岡市における宿泊需給の動向について

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 福岡市では近年、大規模イベント開催日や行楽シーズンを中心に、宿泊施設のひっ迫や価格の高騰が指摘されている。本稿では、宿泊旅行統計や当会が宿泊予約サイトより取得したデータをもとに算出している「宿泊稼働指数[1]」などを活用し、福岡市における宿泊の需給動向を分析します。

1.福岡市における宿泊施設の過不足状況:供給が相次ぐ中でも高稼働の状況が続く

 福岡市内のホテル・旅館は2019年以降2021年まで開業が集中し、その後も増加傾向が続いています。2024年時点では、2019年比で6,000室以上増加しています。また、ラグジュアリーホテルや外資系チェーンの進出など、国際会議やVIP対応を意識した高級セグメントの供給も増加しています。多様な価格帯や業態の施設が増加することで、宿泊受け入れ機能の多様化・高度化が進んでいます。
年間の平均客室稼働率はコロナ禍で一度大きく落ち込んだものの、コロナ禍明けの2022年以降上昇傾向が続き、2024年には80.4%と、コロナ禍前の2019年の水準(79.6%)を上回っています。

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