9/10、2025年度九州経済の見通し(改訂)を発表いたしました
当会は、九州(沖縄県含む)の2025年度実質域内総生産(GRP)成長率を前年度比+0.7%と予測する。これは2024年12月に発表した当初予測と比べて▲0.7%ptの下方修正です。2024年の+0.8%を下回り、九州経済は減速すると見込んでいます。とはいえ、全国の国内総生産(GDP)の民間予測(シンクタンク8社平均:同+0.4%)を0.3%pt上回る水準です。 下方修正の主な要因としては、民間消費と設備投資の伸び悩みがあげられます。米国通商政策の影響を受け、今後海外経済は減速すると見込まれ、輸出の減少や関税コストの増加を通じて企業収益の低下を招き、設備投資や賃上げ、ひいては民間消費に悪影響をもたらすものと予想します。民間消費については、食料品を中心とする物価高が継続しており、消費者マインドの冷え込みが重荷となります。設備投資については、半導体・物流・食品加工業を中心に計画は多いものの、企業業績の落ち込みや先行き不透明感に加え、工期延長や工事費の高止まりによる計画見直しが下押し要因となってきます。 |
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