5/8、都道府県CI・予測CI(景気動向指数・5月予測)を発表しました
九経調では、2020年4月から全国の地域ブロック別、都道府県別の景気動向指数(都道府県CI) を作成し公表しています。加えて、政府統計等が公表されていない足元までの期間について、インターネット上の日次データや機械学習の手法を用いて、都道府県CIの3カ月先を予測した景気動向指数の予測値(予測CI) をDATASALADにて公表しています。本稿では、2024年4月末日までの統計、インターネット上のビッグデータを用いて推計した2024年5月の予測CIを解説します。
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2024年5月の九州7県の予測CI:生産・雇用分野が回復しプラス 2024年5月における九州7県の予測CI*は前月比+1.9%の112.1となり、3カ月連続のプラスとなりました(図1)。都道府県CIは、新型コロナウイルス感染者の減少等に伴う緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の解除により2021年10月にプラスに反転しましたが、2022年9月以降は伸びが緩やかになりました。2024年5月は、前月続き生産分野の先行系列がプラスに寄与したほか、雇用分野もプラスとなりました。消費分野はマインドを示す先行系列が弱く、マイナスに寄与しました。 全国は前月比▲0.6%の109.2となり、前月の同▲0.0%に続き横ばい圏内となりました。5月は前月と同様に消費分野の先行系列が九州より弱くなりました。なお、2024年1月に発生した令和6年能登半島地震の影響から、北陸地域は2024年1月に大きくマイナスとなった。最新の予測値では、2月までは震災の影響が強くマイナスとなりましたが、3月以降は回復に向かっています。復興活動は継続しており、生産活動への影響も引き続きみられますが、旅行需要の喚起施策や消費マインドの改善がみられます。 |
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*2023年4月の都道府県CI、同年7月の予測CIより系列を改訂した指数としています。 |