2/5、都道府県CI・予測CI(景気動向指数・2月予測)を発表しました
九経調では、2020年4月から全国の地域ブロック別、都道府県別の景気動向指数(都道府県CI) を作成し公表しています。加えて、政府統計等が公表されていない足元までの期間について、インターネット上の日次データや機械学習の手法を用いて、都道府県CIの3カ月先を予測した景気動向指数の予測値(予測CI)をDATASALADにて公表しています。本稿では、2023年1月末日までの統計、インターネット上のビッグデータを用いて推計した2024年2月の予測CIを解説します。
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2024年2月の九州7県の予測CI:微増となるも生産分野が不調 2024年2月における九州7県の予測CI*は前月比+0.4%の116.6となり、2カ月連続のプラスとなりました。都道府県CIは、新型コロナウイルス感染者の減少等に伴う緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の解除により2021年10月にプラスに反転しましたが、2022年9月以降は伸びが緩やかになりました。2024年2月は、前月に続き雇用分野の先行系列が改善しました。ただし、生産分野の先行系列は1月、2月とも低下予測となっています。 全国は前月比▲0.1%の114.0となり、前月から横ばいとなりました。なお、2024年1月に発生した令和6年能登半島地震の影響は、一部の雇用分野と生産分野で反映され、北陸地域は1月、2月ともに前月比マイナスとなっています。今後、消費分野でも影響が表面化すれば、さらにCIが悪化する可能性があります。 |
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*2023年4月の都道府県CI、同年7月の予測CIより系列を改訂した指数としています。 |