4/5、2023年3月の宿泊稼働指数を発表しました
九経調DATASALAD(https://datasalad.jp/)では、景気、産業、社会に関する政府統計に加え、人流や求人等のビッグデータ・オルタナティブデータを、地域の景気や産業の動向を分析する指標として加工、可視化しています。
本稿では、当会が宿泊予約サイトより取得したデータをもとに算出している「宿泊稼働指数 」を活用し、2023年3月における新型コロナウイルス感染拡大による宿泊施設への影響を分析します。
|
全国の宿泊稼働指数:2カ月連続で上昇 2023年3月における全国の宿泊稼働指数は74.6で、前月の64.1を上回り、2カ月連続で上昇しました(図1)。例年、3月は前月より上昇する傾向にありますが、それに加えて、旺盛な国内観光需要、安定した天候、インバウンドの回復なども、指数の上昇に寄与したとみています。
前年差は+29.2ptとなり、上昇幅は前月より小さくなったものの、大幅なプラスでの推移が続いています。また2019年3月の指数は55.9であり、2023年の3月はコロナ禍前の水準を上回っています。全国旅行支援の事業規模が縮小されたなかでの高水準となっており、宿泊施設の稼働状況はコロナ禍から完全に脱却したとみています。
|
![]() |
主な内容はこちら |
スマートフォンの方はこちらをご覧ください。(※PDFビューワーが必要です)
DATASALAD(データサラダ)についてはこちらをご覧ください。
|