11/9、2022年10月の宿泊稼働指数を発表しました

2022年10月の宿泊稼働指数

 九経調DATASALAD(https://datasalad.jp/)では、景気、産業、社会に関する政府統計に加え、人流や求人等のビッグデータ・オルタナティブデータを、地域の景気や産業の動向を分析する指標として加工、可視化しています。
 本稿では、当会が宿泊予約サイトより取得したデータをもとに算出している「宿泊稼働指数 」を活用し、2022年10月における新型コロナウイルス感染拡大による宿泊施設への影響を分析します。

全国の宿泊稼働指数: 指数は大きく上昇 コロナ禍前の10月を上回る

 2022年10月における全国の宿泊稼働指数は65.1となり、前月の51.6を上回り、2カ月ぶりに上昇しました(図1)。10月は新型コロナウイルス感染状況が落ち着いていたことに加えて、11日の全国旅行支援開始により、観光旅行の需要が喚起されたことから、指数は前月から大きく上昇しています。
 また前年差は+27.1ptでした。前月より上昇幅は僅かに小さくなったものの、大幅なプラスでの推移が続いています。過去の10月の指数をみると、2018年は58.6、2019年は54.5であり、今年の10月はコロナ禍前の水準をも上回っています。

 

 

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