9/6、新型コロナウィルス感染拡大による宿泊施設への影響(2021年8月)を発表しました
九経調DATASALAD(https://datasalad.jp/)では、景気、産業、社会に関する政府統計に加え、APIやスクレイピングによって日々収集したインターネット上のビッグデータを、地域の景気や産業の動向を分析する指標として加工、可視化しています。
本稿では、市区町村別の宿泊施設の稼働状況をリアルタイムで把握できる「日次宿泊稼働指数 」を活用し、2021年8月における新型コロナウイルス感染拡大による宿泊施設への影響を分析します。
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全国の宿泊稼働指数:3カ月ぶりに悪化 2021年8月における全国の宿泊稼働指数は28.2となり、前月の30.4を上回り、3カ月ぶりに低下しました(図1)。8月は通常であれば夏休み需要で稼働が高まる時期ですが、月末までに緊急事態宣言が21都道府県、まん延防止等重点措置が12県に順次適用されるなど、全国各地で新型コロナウイルス感染拡大の第5波が本格化したことで、稼働が低迷しています。稼働指数を前年と比べると+2.6ptにとどまっており、需要回復が進んでいた前年と同程度の水準になりつつあります。
*宿泊稼働指数は日次の空室の水準を指数化したもので、九経調が独自に推計。原数値は0から100の間の数値をとり、稼働状況が良い場合は100に、稼働状況が悪い場合は0に近づく。算出方法は「参考資料」を参照
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