5/17、新型コロナウィルス感染拡大による宿泊施設への影響(2021年ゴールデンウィーク)を発表しました

 九経調DATASALAD(https://datasalad.jp/)では、景気、産業、社会に関する政府統計に加え、APIやスクレイピングによって日々収集したインターネット上のビッグデータを、地域の景気や産業の動向を分析する指標として加工、可視化しています。
 本稿では、市区町村別の宿泊施設の稼働状況をリアルタイムで把握できる「日次宿泊稼働指数 」を活用し、2021年ゴールデンウィークにおける九州地域主要都市・観光地の宿泊施設の稼働状況を示します。

九州7県の稼働指数推移:前年を上回るも、連休後には悪化

  • 2021年のゴールデンウィークにおける宿泊施設の稼働状況は、新型コロナウイルス感染拡大による1度目の緊急事態宣言期間中だった2020年を上回った。
  • カレンダー上の5連休中(5/1~5)には一時50近くまで回復した。改元に伴う10連休によってフル稼働に近かった2019年の水準には遠く及ばないが、一部の観光地において人の動きがみられた。
  • ただし、連休後には2020年並みの1桁台に悪化している。九州でも福岡県において緊急事態宣言が発出されるなど感染状況が悪化しており、低迷が懸念される。

 

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