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9/2、都道府県CI・予測CI（景気動向指数・9月予測）を発表しました

　九経調では、2020年4月から全国の地域ブロック別、都道府県別の景気動向指数（都道府県CI）を作成し公表しています。加えて、政府統計等が公表されていない足元までの期間について、インターネット上の日次データや機械学習の手法を用いて、都道府県CIの3カ月先を予測した景気動向指数の予測値（予測 CI）をDATASALADにて公表しています。本稿では、8月末日までの統計、インターネット上のビッグデータを用いて推計した2020年9月の予測CIを解説します。

2020年9月の九州7県の予測CI緩やかながら前月比プラス

　2020年9月における九州7県の予測CIは前月比2.6の94.6となり、4カ月連続でプラスとなりました。6月の都道府県CIが前月の5月から反転してプラスとなり、以降は改善が続いています。
　なお、全国は前月比6.5％の92.5となり、4カ月連続でプラスとなりました。9月の全国の伸びは九州より大きくなるとみられますが、依然として全国は九州より低い水準で推移しています。
　都道府県CI、予測CIは、景気の水準とともに、景気の拡大・後退のスピードを把握することができます。新型コロナウイルス感染拡大により、景気の水準はリーマンショックに迫る水準まで悪化しましたが、5月を底に改善し、9月もその傾向が続くとみられます。その結果、 2020年9月のCIの水準は新型コロナウイルス感染拡大前の水準に戻りつつあります。