7/6、新型コロナウィルス感染拡大による宿泊施設への影響(2020年6月)を発表しました

 九経調DATASALADでは、景気、産業、社会に関する政府統計に加え、APIやスクレイピングによって日々収集したインターネット上のビッグデータを、地域の景気や産業の動向を分析する指標として加工、可視化しています。
 本稿では、市町村別の宿泊施設の稼働状況をリアルタイムで把握できる「日次宿泊稼働指数 」を活用し、2020年6月末時点における新型コロナウイルス感染拡大による宿泊施設への影響を分析いたしました。
 なお、4月における緊急事態宣言の発令に伴い、宿泊施設の休業が相次いでいます。本稿の宿泊稼働指数は、休業した宿泊施設を除くための処理を行っており、前月までに公表した指数とは作成方法が異なります。

全国の宿泊稼働指数:2020年6月は全国で前月差6.9ptの改善

 2020年6月における全国の宿泊稼働指数は17.8となり、前年差▲34.0ptと大きく下落しました(図1)。ただし、前月の10.9から6.9pt改善しています。
 2019年9月頃から日韓関係の悪化による影響がみられていましたが、2020年2月より新型コロナウイルス感染拡大の影響が生じ始め、4月は緊急事態宣言の発令に伴い、宿泊稼働指数が大幅に低下しました。6月も低い水準で推移していますが、緊急事態宣言が解除されたことにより、5月に引き続き改善に向かっています。

*宿泊稼働指数は日次の空室の水準を指数化したもので、九経調が独自に推計。原数値は0から100の間の数値をとり、 稼働状況が良い場合は100に、稼働状況が悪い場合は0に近づく。
*4月に20日以上かつ5月に20日以上空室が提供されている施設のみを対象とし、過去に遡って指数を算出した

 

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