3/4、新型コロナウィルス感染拡大による宿泊施設への影響(2021年2月)を発表しました

 九経調DATASALAD(https://datasalad.jp/)では、景気、産業、社会に関する政府統計に加え、APIやスクレイピングによって日々収集したインターネット上のビッグデータを、地域の景気や産業の動向を分析する指標として加工、可視化しています。
 本稿では、市区町村別の宿泊施設の稼働状況をリアルタイムで把握できる「日次宿泊稼働指数」を活用し、2021年2月末時点における新型コロナウイルス感染拡大による宿泊施設への影響を分析しました。
 なお、2020年4月における緊急事態宣言の発令に伴い、宿泊施設の休業がみられていることから、本稿の宿泊稼働指数は、休業した宿泊施設を除くための処理を行っています。

全国の宿泊稼働指数:3カ月ぶり改善。対前年の悪化が一巡

 2021年2月における全国の宿泊稼働指数は31.6となり、前月の24.7を上回りました(図1)。前月に対する上昇は、季節要因が大きいです(通常、12~1月にかけて宿泊需要が縮小し、2月以降に拡大する傾向があります)。また前年差では▲4.1ptとコロナ禍以後で最もマイナスが小さくなりました。コロナ禍による宿泊稼働の悪化から1年が経過し、前年と比べた悪化幅が縮小したためです。

*宿泊稼働指数は日次の空室の水準を指数化したもので、九経調が独自に推計。原数値は0から100の間の数値をとり、 稼働状況が良い場合は100に、稼働状況が悪い場合は0に近づく
*2020年4月に20日以上かつ2020年5月に20日以上空室が提供されている施設のみを対象とし、過去に遡って指数を算出した

 

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