5/7、新型コロナウィルス感染拡大による宿泊施設への影響を発表いたしました

 九経調DATASALADでは、景気、産業、社会に関する政府統計に加え、APIやスクレイピングによって日々収集したインターネット上のビッグデータを、地域の景気や産業の動向を分析する指標として加工、可視化している。
本稿では、市町村別の宿泊施設の稼働状況をリアルタイムで把握できる「日次宿泊稼働指数 」を活用し、2020年4月末時点における新型コロナウイルス感染拡大による宿泊施設への影響を分析する。
なお、4月における緊急事態宣言の発令に伴い、宿泊施設の休業が相次いでいる。本稿の宿泊稼働指数は、休業した宿泊施設を除くための処理 を行っており、前月までに公表した指数とは作成方法が異なる。

全国の宿泊稼働指数:2020年4月は全国で前年差▲56.9ptの大幅下落

 2020年4月における全国の宿泊稼働指数は6.2となり、前年差▲56.9ptと大きく下落した。前年差の下落幅は、比較可能な2019年7月以降、最大となっている。

2019年9月頃から日韓関係の悪化による影響がみられていたが、2020年2月より新型コロナウイルス感染拡大の影響が生じ始めた。4月は、7日における7都府県を対象とする緊急事態宣言の発令、16日における全国への対象地域拡大に伴い、外出の抑制・自粛が本格化した。国内の大規模なスポーツ・文化イベント、会合がほぼ中止・延期となったほか、ビジネス・観光での旅行が自粛されたことで、宿泊稼働指数の大幅な低下につながった。
 
*宿泊稼働指数は日次の空室の水準を指数化したもので、九経調が独自に推計
*緊急事態宣言の発令に伴って4月中旬頃までに休業した宿泊施設を除くため、本稿の宿泊稼働指数は、「4月において20日以上空室情報が提供されている宿泊施設」を対象に推計した

 

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