水素・燃料電池分野の産業化については、昨年、燃料電池自動車が市販され、九州においても既に複数の水素ステーションが開業されるなど水素社会に向けて着実に進展しています。しかしながら、今後、水素エネルギーが社会に受容されていくためには、低コスト化、量産化に加え、新たなビジネスモデル構築等の課題があり、これらの課題を克服するためには、特色ある地域の取組が求められます。
このため、これらの分野に関する最新の情報提供やビジネスマッチングを通じて、地域における産業分野の裾野拡大、新たなイノベーションの創出、地域産業の活性化等を目的としてフォーラムを開催します。
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開催概要
日 時
2016年1月28日(木) 13:00~18:30
内 容
九州大学水素エネルギー国際研究センターの佐々木主幹教授・センター長による基調講演、燃料電池
自動車メーカーからの情報発信等に加え、同分野に関する産学連携推進及びビジネスマッチングを
目的とした専門セミナー
スケジュール
【第一部】 |
■開会・基調講演:みらいホール(4階) 13:00~14:10 |
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1.13:00~13:05 |
開会挨拶 (九州経済産業局長 岸本 吉生) |
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2.13:05~13:35 |
基調講演1 「水素社会の実現に向けたエネルギー政策」
(経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部燃料電池推進室 室長補佐 片山弘士) |
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3.13:35~14:10 |
基調講演2 「九州発の水素社会」
(九州大学水素エネルギー国際研究センター 主幹教授・センター長 佐々木一成 氏) |
【第二部】 |
■水素関連情報発信:みらいホール(4階) 14:30~16:45 |
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1.14:30~15:05 |
講演1 「水素活用型EMS(HydREAMS)の取組みについて」
(デロイト トーマツ コンサルティング(同) パブリックセクター シニアマネジャー 庵原一水) |
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2.15:05~15:40 |
講演2 「東芝における再エネ由来水素の利活用の取組み」
((株)東芝 次世代エネルギー事業開発プロジェクトチーム 統括部長 大田裕之 氏) |
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3.15:40~16:15 |
講演3 「エアープロダクツによる最近の水素インフラ事業展開について」
(エアープロダクツジャパン(株)産業ガス事業部 マネジャー 重清秀雄 氏) |
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4.16:15~16:50 |
講演4 「水素社会に向けたHondaの取り組み」
(本田技研工業(株)経営企画部 環境安全企画室 主任 笹木英二 氏) |
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■専門セミナー: カンファレンスB(3階) 14:30~16:45 |
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時間 |
タイトル |
講師 |
講演内容 |
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1.14:30~14:50 |
JSTにおける企業向け産学連携支援制度紹介 |
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) イノベーション拠点推進部 企画課 係長
山村将博 氏 |
JSTの産学連携支援制度の中から、大学と企業の共同研究を支援する研究成果最適展開支援プログラム (A-STEP)と、企業ニーズと大学の技術シーズを結びつけ、企業ニーズ解決につながる研究開発を支援するマッチングプランナープログラムを紹介する。 |
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2.14:50~15:20 |
ナノカーボンを素材とする革新的次世代燃料電池の開発 |
九州大学大学院工学研究院&WPI-I2CNER 教授
中嶋直敏 氏 |
カーボンナノチューブ(グラフェン、カーボンブラック)を素材とする革新的次世代燃料電池の開発—不死身の燃料電池開発へ向けてーについての私たちの最近の研究成果を説明する。 |
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3.15:20~15:50 |
250kW級SOFC-MGTハイブリッドシステムの機器構成 |
三菱日立パワーシステムズ(株) 燃料電池事業室 開発設計グループ 主任
入江弘毅 氏 |
弊社の250kW級SOFC-MGTハイブリッドシステムの概要、機器構成、課題、今後の計画等について紹介する。主に燃料電池を除く周辺の機器(補機関係)を対象として説明する。 |
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4.15:50~16:20 |
高砂熱学における水素利活用技術の開発状況について |
高砂熱学工業(株) 技術本部 技術研究所 主査
加藤敦史 氏 |
高砂熱学では、業務用建物向けの水素エネルギー利用システムの研究を進めている。建築設備での水素エネルギーの活用方法の一例を示すと共に、開発の経緯や現状、試験フィールドへの導入事例、市場展開に向けて必要な技術等を紹介する。 |
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5.16:20~16:50 |
水素エネルギー社会に向けた取り組みと課題 |
日本エア・リキード(株)アドバンスト・ビジネス&テクノロジー事業部 事業推進部長
那須昭宣 氏 |
整備が進められている水素ステーションは、技術面・コスト面での課題が多く、一社単独での建設・運営は困難である。ステーション事業者の立場から、各種工事および運営に精通したパートナーと共同で事業を推進したいと考えている。 |
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■個別相談・マッチングスペース: カンファレンスE(3階) 14:30~16:50 |
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14:30~16:50 |
個別相談・マッチング会 |
【第三部】 |
■懇親会・名刺交換会:ホワイエ(4階) 17:00~18:30 |
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17:00~18:30 |
懇親会・名刺交換会 参加費2,000円/人を予定 |
場 所
電気ビル 共創館(福岡市中央区渡辺通2丁目1−82)
定 員
350名
参加費
無料 (懇親会・名刺交換会へご参加の方は2,000円)
申込締切
2016/1/26(火) (ただし、定員になり次第しめきります。)
主 催
九州経済産業局、一般社団法人九州経済連合会、一般財団法人九州地域産業活性化センター、
公益財団法人九州経済調査協会
後 援
福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、北九州市、福岡市、熊本市(予定)
事務局
公益財団法人九州経済調査協会、デロイトトーマツコンサルティング合同会社
備 考
駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮下さい。