4/15、サイエンスカフェ特別版「宇宙の謎に迫る!」~姿を変えるニュートリノとニュートリノの小さい質量~

2015年ノーベル物理学賞梶田先生特別講演

ニュートリノは観測が難しく、近年までニュートリノには質量がないと思われていました。
しかし、宇宙線と呼ばれる宇宙から飛来するエネルギーの高い粒子が大気中でつくる
ニュートリノを観測し、1998年ニュートリノの種類が飛行中に別な種類のニュートリノに
変化するニュートリノ振動という現象が発見され、ニュートリノに小さい質量があることがわかりました。
この観測は、岐阜県飛騨市神岡にあるスーパーカミオカンデという巨大な測定器を使ってなされました。
本講演ではどのように姿を変えるニュートリノとニュートリノの小さい質量が発見されたのかについて
お話しし、そしてその意義などにも触れたいと思います。

ご案内PDF版はこちらicon_pdf.gif

開催概要

日 時

  2018年4月15日(日) 16:30~18:30(16:00開場)

講 師
 

梶田 隆章 氏

 

1959年、埼玉県東松山市生まれ。物理学者。東京大学卓越教授・特別栄誉教授、東京大学宇宙線研究所長。東京大学理学部付属素粒子物理国際研究センター助手、東京大学宇宙線研究所助手、助教授、教授を経て現職。岐阜県飛騨市の神岡鉱山の地下1000メートルに設置された実験装置「カミオカンデ」と「スーパーカミオカンデ」を使った実験に参加した。最も小さいと考えられる素粒子のひとつのニュートリノについて、地球の大気で生まれた大気ニュートリノを観測。移動中に粒の種類が変わる現象「ニュートリノ振動」を観測してニュートリノに質量があることを発見し、1998年の国際会議で発表した。「ニュートリノ質量の存在を示すニュートリノ振動の発見」により、2015年にノーベル物理学賞を受賞した。1999年に仁科記念賞、2010年に戸塚洋二賞、2012年に日本学士院賞、2015年に文化勲章、文化功労者。現在は、大型低音重力派望遠鏡KAGRAのリーダーも務める。

場 所

  ホテルニューオータニ 3階 芙蓉の間(福岡県福岡市中央区渡辺通1-1-2)

対 象

  みなさま  ※特に知識などは必要ありません。気軽にご参加下さい。

参加費

  無料 

定 員

  400名(定員になり次第締め切り)

主 催

  九州経済調査協会 BIZCOLI
  九州大学先端素粒子物理研究センター・九州大学素粒子実験研究室

協 賛

  九州電力株式会社、株式会社電通九州

後 援

  福岡経済同友会

お申し込みに関するお問い合わせ

  公益財団法人 九州経済調査協会 BIZCOLI (担当:瀬口・杉本)
  福岡市中央区渡辺通2-1-82 電気ビル共創館3F
  TEL:092-721-4909 FAX:092-721-4908

サイエンスカフェに関するお問い合わせ

  九州大学素粒子実験研究室 吉岡瑞樹
  福岡市西区元岡744
  TEL:092-802-4057

備 考

  受講票等は発行いたしませんので、直接会場にお越し下さい。

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