2006年 「都心衰退」その実態と再生の芽

2006年 「都心衰退」その実態と再生の芽

A4版・153頁・2006年02月発行

定価
¥3,300(税込)
賛助会員価格
¥2,500(税込)

ご購入はこちらから

目  次
序章 都心をとりまく環境変化
1章  変調をきたす地方中枢・中核都市の都心
2章 衰退する地方中小都市の都心
3章 都心の新たな可能性
4章 都心再生に向けて
 
概  要
1章 変調をきたす地方中枢・中核都市の都心
都心の拡大力と求心力の変化 
都市圏の周辺地域と中心都市の人口増減率逆転→拡大力に翳り
求心力(都心の吸引力)…都心流入者の減少で求心力低下
集客力低下する都心の小売機
2章  衰退する地方中小都市の都心 
停滞する都市…中小都市では中心都市、都市圏ともに人口減少
都心小売機能の衰退
  集積が弱まるオフィス機能
3章 都心の新たな可能性
都心の成長産業の概況 
  サービス業が都心の空洞化を抑止
  個人向けサービス業(福祉健康、教育等)と情報ネットワーク活用産業の成長
個人向けサービス業
個人向けサービス流入の実態
  ・ 閉鎖小売店舗とオフィスビルへ個人向けサービスが浸透
  ・ 衰退する中小都市でもサービス業は健闘
新たな福祉・健康サービスの都心志向
  ・ 都心立地の営利法人訪問介護、認可外保育施設、各種療法
  教育・学習支援サービスの都心集中
個人向けサービス業が都心に集まる理由
  ・ 財に比べたサービスの成長、ビルの空室発生で都心流入が可能に
  ・ 荷物不要、目的の明確な消費、繰返し・時間消費、固定費比率の高さ
  ・ 規制緩和・市場化がサービスの都心立地を促進
情報ネットワーク活用産業
  都心に集中するコールセンター
  ・ 福岡市集中から地方中核都市への展開始まる
  ・ 都心のコールセンターが2001年以降、1.6万人の雇用を創出
  ・ 都心集中の理由…従業員の安定確保と、条件を満たすオフィスビルの都心立地
  ソフトウェア業…福岡市では博多駅から周辺部へ、地方中核都市郊外化、地方中小都市減少
  インターネット関連産業…1各都市に分散2福岡市・中小都市都心集中⇔地方中核都市郊外
都心のインキュベーション機能の重要性増大
  起業の都心比率…高まる新規開業率の高さ、SOHOやNPO法人も都心志向
  起業の都心集中が進む理由 
  ・ 都心での官民のオフィス向けインキュベーション施設の充実
  ・ 路地のリノベーション建築物が若者のショップ経営の受け皿に
  ・ チャレンジショップ事業が、ショップ開業を促進
人口の都心回帰
  福岡市、地方中核都市では本格的な都心回帰、中小都市は減少率の下げ止まり
  誰が回帰しているのか
  ・ 福岡市…20代中心・一部ファミリー層、熊本市…ファミリー層
  ・ 地方中小都市(大牟田市・周南市)…ファミリー層に都心回帰の気配
都心のどこで増えているか
  ・ 福岡市…都心一等地周辺
  ・ 地方中核都市…都心一等地
4章 都心再生に向けて
都心の現状のまとめ
  ・ 福岡市…既存の都心機能は比較的堅調(小売業は不透明感あり)、新たな芽も育つ
  ・ 地方中核都市…既存の都心機能低迷、新たな芽は着実に育つ
  ・ 地方中小都市…既存の都心機能衰退、力強さに欠けるが新たな芽が生まれつつある
既存機能だけでは都心の再生は困難。まちづくり3法の改正も効果は小さい
  都心に求められる新たな役割
  ・ 生活空間としての都心…高齢化対応+子育て世代、職住一体型ワークスタイル 
  ・ 知識社会に相応しいベーシック産業の育成…消費する場から生産する場としての都心 
  ・ 起業家の育成・輩出の場としての都心
  ・ 人のつながりを提供する場としての都心…都心・郊外の逆転
                      ・ 都心の捉え方の拡大…商業・賑わい空間+α=都心再生の参加者と空間設定の拡大

 

蔵書検索

キーワード検索では、書名、内容、特集記事、著者、出版社、関連ワード、などのキーワードをお書きください。

70周年記念事業

地域政策デザインスクール

BIZCOLI

datasalad

九州地域ソーシャルビジネス・コンソーシアム事務局

〒810-0004 福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号電気ビル共創館5F
TEL : 092-721-4900

アクセスマップ